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羽生善治の実戦詰将棋 戦術眼を極める超難問100選

★ トップ棋士が贈る、ワンランクアップのバイブル。
★ 11?15手詰を軸に、17手詰までの高レベル問題を掲載。
★ 「勝つ」戦い方が身につく課題を厳選!◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆一般的に詰将棋は、実戦に則したものが好まれるようです。
いかにも実戦で現れる可能性がある局面、例えば端っこに桂と香が配置されている初形だと、馴染みのある景色なので、とっつきやすいですね。
そんな初形から、実戦ではあり得ないまさかの妙手が出現します。
その妙手を発見して解けた時に、驚きと感動を味わえるのが詰将棋の醍醐味のひとつなのです。
その妙手にもさまざまなものがあります。
基本的なものは捨駒です。
実戦ではもったいなくて手放せない飛車や角を、惜し気もなく次々と捨てて詰上げるのは、爽快そのものです。
もちろん詰将棋の場合、普通に追っては詰まないようにこしらえてあるのですが。
将棋には、打歩詰禁止のルールがあります。
これが詰将棋をどれほど面白くしているか計り知れません。
打歩詰を避けるために不成(成らず)という妙手があります。
成れる所で敢えて駒の力を弱める不成で、玉の逃げ道を増やし打歩詰を回避する訳です。
邪魔駒消去の妙手順も、詰将棋ではよく登場します。
いかにも有力に見える駒が実は邪魔駒というケース。
その駒が自ら消えに行ったり、敵玉に取ってもらったりする手順は、実戦では滅多に現れません。
いくつか例を挙げましたが、まだまだたくさんあります。
本書には詰将棋ならではの妙手が散りばめられています。
私が愛読する詰将棋の書籍の中でも、相当に高いレベルの作品群です。
まずは、7手詰10問で肩慣らしをしてください。
といっても、そう簡単ではありません。
9手?11手詰が50問。
チャレンジコーナーです。
そして13手?17手詰40問は上級編です。
更なる戦術眼が必要になります。
難問詰将棋を解いて、読みの力を養ってください。
そうすれば、実戦の棋力も向上するに違いありません。
棋士 羽生善治




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