シリアの秘密図書館 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々
2015年、シリアの首都ダマスカス近郊の町ダラヤでは、市民がアサド政権軍に抵抗して籠城していた。
彼らは政府寄りのメディアで狂信者、テロリストと報道されていたが、実際は自由を求める人々であった。
政府軍の空爆により建物が破壊され、隣人が犠牲となる中、ダラヤの若者たちは瓦礫から本を取り出し、地下に「秘密の図書館」を作った。
知の力を暴力への盾として闘おうとしたのだ。
そんな若者たちにインタビューする機会を得た著者は、クッツェー、シェークスピア、サン=テグジュペリといった作家の本について彼らと語り、戦争に奪われた日常、図書館によって生み出された希望を記録していく。
図書館に安らぎを、本に希望を見出した人々を描く感動のノンフィクション!
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