岡山・倉敷の美観地区、その外れに佇む古書店「蟲文庫」。<br />10坪にみたない店内には古本と一緒に苔や羊歯のグッズが並び、亀などの動植物がいて、時には音楽イベントが開かれる。<br />知識、予算なしからの開業奮闘記、人と本のつながりが生んだ思いも寄らない出来事、そして偏愛する苔の話まで。<br />ユニークな古書店の店主が、帳場から見た日常を綴る。<br />増補して文庫化。<br />