西郷隆盛 ──手紙で読むその実像
西郷ほど多くを語られ、また歪められてきた人物はいない。
その生涯をめぐって、事実と異なる歴史がこれまで数多く語られてきた。
その最大の原因は、歴史家が一次史料と二次史料をないまぜにし、それらを適宜選択的に使うことにある。
本書では、西郷自身が書いた手紙を中心に、大久保・木戸・三条・岩倉・勝らが書いた手紙や日記などを加え、もっぱら一次史料をもとに、西郷の生涯を改めてとらえ直す。
生身の人間・西郷の真実に迫るとともに、既往の西郷論の真偽を問う挑戦の書。
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