幼少より蒐集に取りつかれてきた男はジッポー、レコード、野球カードなどの「物体」を超えて、顔出し看板や夏の靴底といった「概念」を蒐集する‘エアコレクション’の境地に達する。<br />‘特殊古書店’マニタ書房を営む著者が開陳する凄まじき蒐集人生と、そこから導かれた画期的コレクション論。<br />文庫化にあたり3人の蒐集猛者へのインタビュー、伊集院光との対談を増補。<br />