日本と同様の小さな島国であるイギリスが、なぜ世界の覇者になり得たのか。<br />その秘密を探りだし学びさえすれば、いつか日本も追いつくことができる―。<br />幕末以来、イギリスは学ぶべき模範、追いつくべき標的であり続けた。<br />その間、日本人はイギリスに、何をどのように問いかけてきたのだろうか。<br />ウィリアム・アダムズの漂着から400年、なかでも幕末開国期から明治期を中心に、文化接触の問題に焦点を合わせて、日英交流の歴史をたどる。<br />