生物種の99.9パーセントが絶滅する。<br />生物の歴史はずいぶんと「理不尽」な遍歴をたどってきた。<br />本書は、絶滅という観点から生物の歴史を眺め、俗説が人びとを魅了する構造を理解することで、進化論の本当のおもしろさを読者に差し出す。<br />アートとサイエンスを全方位的に見渡し、かつ両者をあざやかにむすぶ、現代の名著がついに文庫化。<br />