後北条、武田、今川、上杉など東国の大名が発給した文書は、はんこを捺した「印判状型」。<br />一方、毛利や大友、島津ら西国の大名は「非印判状型」。<br />前者は官僚制的で強力な支配、後者は人格的でゆるやかな支配だった。<br />戦国大名たちの膨大な文書をあざやかに分析し、そのうえで信長、秀吉、家康という天下人の支配の本質にせまる、刺激的な歴史学、登場!