20世紀初頭、ついに「飛行の夢」を実現し、「空の覇権」を争い始めた人類。<br />ライト兄弟やリンドバーグなど、庶民が担ってきたアメリカの「空の文化」は、やがて「空爆」という悪夢をもたらし、二度の世界大戦、ヴェトナム戦争などを経て、9.11事件へと向かう――。<br />「アメリカの世紀」であるとともに「戦争の世紀」でもあった100年間を見つめ直す。<br />「補章」として、ドローンにおおわれた「21世紀の空」を大幅に加筆。<br />