金魚と日本人
1502年(文亀2年)、室町時代中期に中国から初上陸。
元禄江戸で大ブームを起こして以来、金魚は日本人に愛され続けてきました。
しかし、いったいなぜ、欧米ではさほど流行らなかった金魚が、本家・中国をしのぐ勢いで、日本では深く広く浸透したのでしょうか。
そもそも日本の金魚のルーツはどこにあるのか。
当時の日本社会は、金魚をどう受け止めたのか……。
金魚の飼い方や品種の解説ではなく、金魚と日本人の500年の歴史を、豊富な史料から検証。
日本人の自然観や社会観を、金魚を通して考察します。
本書の原本は、一九九七年に三一書房より刊行されました。
更新中です。しばらくお待ちください。