COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

【文化・民俗】タグの実用書

特集:ウクライナ戦争──世界の視点から今年二月二四日にロシアがウクライナに対して「特別軍事作戦」と称して始めた戦争は世界に衝撃を与えた。冷戦時代には東西対立の緊張によって、冷戦後は対立関係の解消によって、ヨーロッパは「平和の地域」のはずだった。そのヨーロッパでロシアが大規模な軍事侵攻を行うことは市民だけでなく大半の専門家にとっても予想を超えた事態だった。(略)日々の戦況から離れて俯瞰することで見えてくるものがあるのではないか。そういう問題意識から今特集では内外の専門家にさまざまな角度からの分析を求めた。もちろん戦争は進行中であり、本特集も夏頃までの状況を前提とした暫定的な考察であるから限界はある。それでも今特集が読者にとって、この不幸な戦争とこれからの世界について考える機会となることを祈りたい。(「巻頭言」より一部抜粋)
公開日: 2022/11/18
単行本・雑誌
 
日本独自の食文化、和食。出汁や醤油、豆腐に豊かな海産物は欠かすことのできない食材だ。なぜこれらの食材は日本で育まれたのか。その理由は日本列島にある。例えば、昆布出汁。軟水でこそその旨味を十分に引き出せるが、日本は活発な地殻運動により急峻な山地が形成されて川の流れが早くなり、ミネラルが溶け込む時間が短いために軟水が多いのだ。そんな和食と日本列島の切っても切れない素敵な関係をマグマ学者が丁寧に紐解く!
公開日: 2022/11/16
単行本・雑誌
 
子を授かったら……、親の長寿祝い……、先祖の墓参り……。祈願・感謝・慰霊する伝え残したい「日本の美しい心」最新増ページ版2023年[令和五年版]はさらに新企画を増補し、四季・二十四節気・七十二候など……、「季節のしきたり」と「季節の気配」を巡る2大旅特集を収録本誌では、「年越しの準備から始まる正月のならわし」「睦月から師走で終わる年中行事・歳時記カレンダー」「妊娠から冠婚葬祭までの人生節目の儀式」「普段の生活で役立つ日常の作法」など──、日本人として知っておきたい、伝え残したい知識をわかりやすく解説。さらに、暮らしを豊かにする[月の満ち欠けを表す言葉][日時・方位・運勢を表す言葉][幸せを願っていただく縁起物食材辞典][大化から令和まで続く日本の元号一覧]も収録。
公開日: 2022/11/14
単行本・雑誌
 
奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代まで。アメリカ黒人の歴史とは、壮絶な差別との闘いであり、その反骨の精神はとりわけ音楽の形で表現されてきた。しかし黒人音楽といえば、そのリズムやグルーヴが注目された反面、忘れ去られたのは知性・暗号・超絶技巧という真髄である。今こそ「静かなやり方で」(M・デイヴィス)、新しい歴史を紡ごう。本書は黒人霊歌からブルース、ジャズ、ファンク、ホラーコア、ヒップホップまで、黒人音楽の精神史をひもとき、驚異と奇想の世界へと読者をいざなう。古今東西の文献を博捜した筆者がおくる、新たな黒人音楽史。
公開日: 2022/11/14
単行本・雑誌
 
後ろに誰かいる気がする、何か音が聞こえる、誰もいないはずなのに気配を感じる……。妖怪は水木しげるによって視覚化され、いまではキャラクターとしていろいろなメディアで流通している。他方、夜道で背後に覚える違和感のように、聴覚や触覚、嗅覚などの感覚に作用する妖怪はあまり注目されてこなかった。日本や台湾の説話や伝承、口承文芸、「恐い話」をひもとき、耳や鼻、感触、気配などによって立ち現れる原初的で不定形な妖怪を浮き彫りにする。ビジュアル化される前の妖怪から闇への恐怖を思い出すことで、私たちの詩的想像力を取り戻す。
公開日: 2022/11/11
単行本・雑誌
 
「くねくね」、『探偵!ナイトスクープ』の「謎のビニールひも」、「八尺様」、鳥居みゆきと動画共有サイト、『あまちゃん』と奇人、「南極のニンゲン」――怪談や怪奇現象、妖怪、秘境、未確認生物などをめぐる説話は、ネット時代にどのように伝承されているのか。ネット以前からネット黎明期、そして現在と、ウェブ発達の端境期を体験してきた著者が、「都市伝説」「オカルト」「噂話」などの奇妙な「ハナシ」がインターネット上で増殖していく仕組みを「2ちゃんねる」などの掲示板を中心に、SNSや動画共有サイトも視野に入れて明らかにする。ダイヤルアップからADSL、光、そしていまの通信環境へとつながる技術的な発展とともに、「ハナシ」の内容と伝承のスタイルが変容するさまを描き出す。口承文化や文字文化などでの「ハナシ」の伝承を研究する著者が、ウェブ時代の「都市伝説的なもの」の流通・受容を解き明かす異色のネット研究書。
公開日: 2022/11/11
単行本・雑誌
 
満洲事変から日中戦争へと続く戦時下の日常=銃後では、プロパガンダを意図した美談が様々な団体によって作られ、新聞や雑誌は「愛国の物語」にあふれていた。万歳三唱のなか出征する兵士、残された子を養う隣人、納豆を売って献金する子ども、夫の戦死を誇る妻、戦地の兵士を「お兄様」と呼び武運を祈る少女――。赤誠・献身・愛国・義心など、銃後美談にこびりつく戦意高揚や動員の言葉を慎重にはぎ取り、戦時下に漂う「空気」を示す記録・資料として美談を読み替える。そして、銃後美談から、総力戦下の矛盾や人々の困難、善意という暴力、戦争のリアリティーを浮き彫りにする。
公開日: 2022/11/11
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。縄文写真家・小川忠博による土偶写真集。写真300点で見せる、土偶の圧倒的な存在感と豊かなバリエーション。『縄文美術館』続巻。
公開日: 2022/11/11
単行本・雑誌
 
沖縄学の父と呼ばれた伊波普猷が、敗戦後米軍施政下に転落した沖縄にあって、その一千年の苦難の歴史を描きあげ絶筆となった標題作をはじめ、伊波独自の沖縄歴史論を集める。
公開日: 2022/11/11
単行本・雑誌
 
歴史を適切に理解するには、それぞれの地域の人々が当時どのような価値観や考え方を持っていたのか、どのような行動様式であったのかを踏まえておく必要がある。しかし、そのことについて取り上げた歴史関係の本は少ないのではないだろうか。本書では中国史を題材として、内面に踏み込んだ視点から、当時を懸命に生きた人々の行動とその根底にある考え方を探る。中国の歴史を理解する上で踏まえておきたい、土台となるものごとを紹介した一冊。
公開日: 2022/11/11
単行本・雑誌
 
ギリシア・ローマやキリスト教と並ぶもう一つのヨーロッパの源流とされ、 日本でも根強い人気を誇るケルト文化。だが、 近年ではケルト神話やケルト音楽からイメージされるような島のケルトと歴史上のケルト人との連続性にはさまざまな異論があり、なかにはその実在を疑う「ケルト否定論」すら展開されている。では、古代ケルト人とは何者だったのか。 著名な神話を入り口に、それを考古学的・歴史学的知見と照らし合わせることで、古代ケルトの生活世界へと分け入る入門書。
公開日: 2022/11/10
単行本・雑誌
 
ワクワクする世の中の秘密、教えます。世界の文化・宗教・思想をクロニクルにまとめ、日本とのつながりを明らかにする。流れるようにドンドン読める人間と文化の教科書!
公開日: 2022/11/10
単行本・雑誌
 
私たちが普段読む本には、冒頭に目次や序文や献辞があり、ページ数が振ってあり、文章は句読点で句切られ、時折書体を変えて強調されている。巻末には索引がついていたり、時には正誤表が挟み込まれていたりもする。持ち歩いたり寝そべって読んだりするのに文庫本サイズはとても便利だし、書店に高く積まれたベストセラーには興味をそそられる。実は、いま太字で強調したものすべては、今からおよそ500年前、たった一人の人物によって生み出されたものである。グーテンベルクによる活版印刷技術の発明からわずか半世紀後の自由都市ヴェネツィアを舞台に出版の世界に大変革を巻き起こし、現在も使われている書籍の体裁を発明した’出版界のミケランジェロ’ことアルド・マヌーツィオの激動の物語。
公開日: 2022/11/08
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。サインデザイナー、建築家、インテリアデザイナー、照明デザイナー、写真家、アーティスト、アートディレクター、サインメーカーの経営者といったサインデザインに携わるエキスパート50人が、世界34カ国71都市の街並みを「サイン」という観点から、自ら撮影した写真ととともに紹介する一冊。文化や生活、地勢がサインに及ぼす影響、コミュニケーションに対する国や都市ごとの考え方の違いなど、デザインを通じて海外の都市風景を切り取ります。本書は、サイン・ディスプレイ業界専門雑誌『POP EYE』に連載中の写真コラム「サインの旅」をもとにしています。【目次】[1]・エディンバラ(イギリス)・グラスゴー(イギリス)・ロンドン(イギリス)・パリ(フランス)・モナコ・南仏、パリ(フランス)・ブルッヘ、ヘント(ベルギー)・アムステルダム、デン・ハーグ(オランダ)・コペンハーゲン(デンマーク)・ハンブルク(ドイツ)・ケルン(ドイツ)・フランクフルト(ドイツ)・ベルリン(ドイツ)・ミュンヘン(ドイツ)[2]・バーゼル(スイス)・スイス・ザンクト・ガレン(スイス)・ベネチア、ベローナ、ミラノ(イタリア)・ミラノ(イタリア)・ローマ、ナポリ、アマルフィ(イタリア)・カプリ島(イタリア)・バルセロナ(スペイン)・グラナダ(スペイン)・ヨーロッパ(イタリア、ドイツ、イギリス)・プラハ(チェコ)・ウィーン(オーストリア)・ザルツブルク(オーストリア)・ブダペスト(ハンガリー)・ワルシャワ(ポーランド)・サンクトペテルブルグ(ロシア)[3]・イスタンブール(トルコ)・中東(カタール、オマーン、UAE)・テヘラン、イスファハーン、アブヤーネ、ヤズド、シーラーズ(イラン)・ヤンゴン(ミャンマー)・ハノイ(ベトナム)・プノンペン(カンボジア)・バンコク、アユタヤ(タイ)・クアラルンプール(マレーシア)・シンガポール[4]・ジャカルタ(インドネシア)・マニラ(フィリピン)・香港、マカオ(中国)・香港(中国)・上海(中国)・北京、上海、平遥(中国)・ソウル(韓国)・台北(台湾)・九彬(台湾)・台南(台湾)[5]・ハワイ(アメリカ)・ブエノスアイレス、ラ・プラタ(アルゼンチン)・バンクーバー(カナダ)・サンフランシスコ、ポートランド(アメリカ)・サンフランシスコ(アメリカ)・サンディエゴ(アメリカ)・ラスベガス(アメリカ)・サンタフェ(アメリカ)・コロラドスプリングス、ヴェイル(アメリカ)・ボストン(アメリカ)・フィラデルフィア、ニューヨーク、ニューヘイブン、ボストン(アメリカ)・ニューヨーク(アメリカ)
公開日: 2022/11/05
単行本・雑誌
 
この30人で日本史の大局をつかむ! 大好評『決定版・日本史』の姉妹編。人物でたどる、大人のための歴史教科書。人間の歴史は何といっても人物だ。人物が歴史を作るのだ。たとえば水戸光圀の『大日本史』の中味は「大日本人物史」だ。徳富蘇峰の『近世日本国民史』は「近世日本人物史」である。どういう人物を選ぶかは、どういう人物が日本という国の歴史を作り、かつ伝えてきたか、ということにつながる。……「あとがき」より*2016年2月発行の『決定版・人物日本史』を改題。
公開日: 2022/11/03
単行本・雑誌
 
プーチンはなぜ「神の代理人」のように振る舞えるのか?「力」か「自由」か――歴史の変革時に常に「力」を選び続けてきたロシアの思考回路をロシア正教会の歴史からひも解く!これまで日本には、ロシア正教会の教えに裏打ちされたロシア人のものの考え方を知るための本がありませんでした。本書は、日本で初めてのロシア人の思考回路を解明した本です。この本の目的は、不可解に思えるロシアの行動の中にある必然性やロジックを認識し、ウクライナ侵攻の深層を浮かび上がらせることです。少し前の話になりますが、ウクライナ侵攻後、ロシア正教会のキリル大司教はプーチンに祝福を与えました。10月3日のプーチン大統領70歳の誕生日にも祝福を与え、「プーチン氏はロシアを統治するよう神によって定められている」と主張しました。キリル大司教の言動は日本人には不可解ですが、ロシアとロシア正教会の歴史を知るとキリル大司教の行動原理がわかるようになります。ロシア正教会によって培われてきた強力な統治者を渇望する気持ち、モスクワこそがキリスト教の中心地とする考え方、政治と宗教の強い結びつきなど、ロシア人の宗教観、統治者観を知れば、プーチンが神の代理人のように振る舞える背景や、ロシア人が西洋に向ける複雑な視線を理解できるようになります。著者は30年以上にわたって中世ロシアを研究し、ロシア人の精神史に詳しい三浦清美・早稲田大学教授。本書は、「この不幸な戦争に一刻も早く終止符を打つための一助となりうるものを」との思いで書かれた、ロシアを深く理解するための必読書なのです。はじめに ロシア人インテリゲンツィアの声第1章 「ルーシの世界」のはじまり第2章 キエフ・ルーシの改宗第3章 統治者は「地上における神の代理人」たりえるか第4章 「ロシア」の誕生第5章 ウクライナの誕生第6章 宗教的原理主義の行方おわりにロシア、ウクライナ 略年表
公開日: 2022/10/30
単行本・雑誌
 
ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書!人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。上巻では、これまで「最も新しい」と思われてきた「核家族」が、実は「最も原始的」であり、そうした「原始的な核家族」こそ「近代国家」との親和性をもつことが明らかにされ、そこから「アングロサクソンがなぜ世界の覇権を握ったか」という世界史最大の謎が解き明かされる。
公開日: 2022/10/26
単行本・雑誌
 
ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書!人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。下巻では、「民主制」が元来、「野蛮」で「排外的」なものであることが明らかにされ、「家族」から主要国の現状とありうる未来が分析される。 「核家族」――高学歴エリートの「左派」が「体制順応派」となり、先進国の社会は分断されているが、英国のEU離脱、米国のトランプ政権誕生のように、「民主主義」の失地回復は、学歴社会から取り残された「右派」において生じている。 「共同体家族」――西側諸国は自らの利害から中国経済を過大評価し、ロシア経済を過小評価しているが、人口学的に見れば、少子高齢化が急速に進む中国の未来は暗く、ロシアの未来は明るい。 「直系家族」――「経済」を優先して「人口」を犠牲にしている日本とドイツ。東欧から人口を吸収し、国力増強を図かるドイツに対し、少子化を放置して移民も拒む日本は、国力の維持を諦め、世界から引きこもろうとしている。
公開日: 2022/10/26
単行本・雑誌
 
第一次世界大戦末期の1918年11月、キール軍港で勃発した水兵蜂起は、海軍から陸軍へ、さらに一般民衆を巻き込みながら国内全域へと広がっていく。この「ドイツ革命」は、世界にその国力を誇った帝政ドイツに終焉をもたらし、以後ドイツは、ヴァイマル共和国、ナチス政権と、短期間で大きく国制を変えていくことになる。その出発点たる「革命」は、いかなる性格のものであったのか。本書は、’兵士の革命’を、軍内部を軸として詳細に分析し、その後のドイツ史と20世紀ヨーロッパ史全体へとつなげる野心的な試みである。
公開日: 2022/10/24
単行本・雑誌
 
「白衛兵」「西朝鮮」「外売騎手」「45度人生」「新能源人」「錦鯉」「凡人」…あなたは、この意味わかりますか?中国ウォッチャーとして知られる著者が、新語・流行語で現代中国を読み解く。読み始めたらとまならい面白さ!
公開日: 2022/10/19
単行本・雑誌
 
「ハードボイルド」で「アナーキー」な、現代人には到底受け入れがたい中世社会を活写しながら、そこに存在する中世人独自の秩序を魅力的に描いてきた著者の原点! 「荘園制と室町社会」および原本に未収録だった幻の博士論文「序章」の一部と「終章」を収録。「喧嘩両成敗」も「大飢饉」も「耳鼻削ぎ」も、すべてはここから始まった――。 流罪に処されると、そのほとんどが道中で殺害されてしまい流刑地にたどり着くことさえできない一方で復讐を目的に自害し、また諸大名の軍勢が御所を取り巻いて将軍に異議申し立てを行うかと思えば、没落が確定した大名屋形には都市民衆が火事場泥棒に押し寄せる――。室町時代は現代人の目にはなんとも騒がしく物騒な社会に映る。しかし、それはよく言われる「自力救済」の暴力のみが支配する無秩序なものでは決してなかった。多様でいささか奇異な法慣習や民間習俗を分析対象としながら、その背景にある複雑で微妙なバランス織りなされる中世人の論理を、著者ならではの筆致で活き活きと豊かに描き出す。 さらに、そのようないわば中世的文化の「野蛮さ」が、江戸時代最初の100年を通していかに変容しひっそりと払拭されていくのか、それでもなお残りつづけているものとは何なのか、各主題を通じてその変容が浮かび上がる。 禁酒令、耳鼻削ぎ刑、梟首(晒し首)、都市民衆に開かれた禁裏など、魅力あふれる意外な視点から、中世社会を動的かつ大きな展望のもとに描いたデビュー作の決定版!(原本:吉川弘文館、2004年)【本書の内容】序章 ふたつの室町文化 第1部 室町社会の法慣習第一章 「御所巻」考――異議申し立ての法慣習第二章 中世社会の復讐手段としての自害――復警の法慣習第三章 政権抗争劇のなかの都市民衆――掠奪の法慣習第四章 室町幕府「流罪」考――失脚者の末路をめぐる法慣習第五章 室町殿の紛争解決法――紛争解決の法慣習 第2部 室町時代の都市生活第一章 足利義持の禁酒令について第二章 正長の徳政一揆と山門・北野社相論第三章 ある室町幕府直臣の都市生活――『碧山日録』と「春公」についてのノート第四章 荘園制と室町社会 第3部 戦国時代の文化変容第一章 室町後期における都市領主の住宅検断第二章 織豊政権の成立と処刑・梟首観の変容第三章 「耳鼻削ぎ」の中世と近世第四章 戦国期における禁裏空間と都市民衆終 章あとがき学術文庫版あとがき
公開日: 2022/10/12
単行本・雑誌
 
能は退屈どころか、本当はとてつもなく面白い。700年におよぶ日本の伝統文化の蓄積があるからだ。太閤・秀吉や五代将軍綱吉は相当な能狂いだった、桃山時代までの能は今のおよそ2倍の速度で演じられていた、世阿弥の晩年はよくわからず、その著書『風姿花伝』は明治末年まで一般にはその存在すら知られていなかった――等々、能の歴史を楽しく学びつつ、日本の伝統芸能の本質も理解できる。日本人なら教養として知っておきたい、確かな史料に基づいた能楽史の入門書決定版。
公開日: 2022/10/11
単行本・雑誌
 
四巻シリーズによる近代日本思想史の起点となる本書では、明治維新をめぐるさまざまな思想を考察する。文明開化は単なる「西洋化」だったのか。富国強兵は本当に維新当初からスローガンだったのか。最新の実証的研究に基づく16のテーマと8本のコラムにより、諸思想を掘り下げて検討。多彩な論点で歴史を行きつ戻りつたどることで、思想史の力を引き出し、従来の単線的な明治維新像を刷新する。過去を考える意味とおもしろさがわかる、これまでにない明治維新思想史入門。
公開日: 2022/10/11
単行本・雑誌
 
■日本人だけが知らない「宗教」の本質かつて「魔女狩り」があり、「十字軍」がありました。神の名のもとに殺人や殺戮、戦争が行われました。現在でも神の名のもとにテロがあり、さまざまな戦争が同時進行しています。■「本来、人を救うための宗教が、人殺しを正当化するのはなぜか?」答えは簡単です。「宗教」においては、本来、自分の宗教の信者以外は「人」ではないからです。これが原理主義者の論理です。この論理は大変乱暴に聞こえます。ただ、これが少なくとも仏教以外の宗教では、本来の論理であることを理解しておかないと、国際社会で起きている出来事の因果を見誤るリスクがあります。■21世紀はテロの時代といわれます。その背景には宗教的な対立、狂信的な宗教原理が存在します。仏教、キリスト教、イスラム教の世界三大宗教と呼ばれるものから、ユダヤ教、ヒンドゥー教、ありとあらゆる新興宗教まで挙げればきりがないほどの宗教があります。近年流行っているスピリチュアルブームや占いブームも信仰するという意味では宗教と変わりありません「なぜ、人は宗教(信仰)を求めてしまうのか?」「なぜ、幸せを求める信仰心が人殺しにつながるのか?」本書では、これらのことを、脳科学、認知科学、分析哲学の視点から解明します。※本作品は2010年6月に刊行された『なぜ、脳は神を創ったのか?』(弊社刊)を一部修正・加筆したものです。
公開日: 2022/10/10
単行本・雑誌
 
カリスマ講師による「地理で世界を読み解く極意」!ロシア・ウクライナ戦争はなぜ起こった? 資源エネルギーの未来は? ポスト・シリコンバレーはどこ? 世界の今と未来がわかる「地球をめぐる知的冒険!」
公開日: 2022/10/08
単行本・雑誌
 
日本怪異妖怪事典シリーズ第五弾!中部地方に伝わる、不思議な存在や出来事を900項目以上掲載![新潟県]七面大蛇、二ツ岩の団三郎、ヤサブロバサ[富山県]一尺じいさん、針千本、泳ぎ出した釜、犀の化物[石川県]狗龍、蟹淵、三昧太郎、天刹、浜姫、水クシ[福井県]味真野の狐、イッパク、鴆、東尋坊、バベンの婆[山梨県]荏草の孫左衛門、おいはぎ、石塔かじり、手白猿[長野県]お化けたまご、くもが渕、三つ目の兎、星糞[岐阜県]雨乞の藁の竜、おばさんおばけ、がたがた橋、はんつも[静岡県]河鹿の屏風、イナブラさん、桜が池の主、山吹猫[愛知県]ばんじょうげつの髪洗い婆、めったいくやしい、川尻婆ァの古提灯[広域]黄金の鶏、大婆王、みの虫、八百比丘尼、ヤロカ水[その他]岡崎の化け猫、紙舞、クダベ、松茸の化け物…人気者から隠れた逸材まで、幅広い怪異妖怪が大集合!!古代から現代まで、中部地方において文献に記録された、または、著者による聞き書きで集められた怪異や妖怪、それらに関連した俗信、習俗、物語、芸能、絵画などにある奇妙な物事を、県別に紹介。さらに、中部全域で確認できた存在、物語や絵画として創作された存在についてもまとめている。各項目については、地域に根差した妖怪怪異の調査を行う、在野の愛好家、研究者が執筆。監修は『日本現代怪異事典』『世界現代怪異事典』著者 朝里樹氏。各地域で語られた物語を通して、日本の歴史や文化も学べます。中部地方の特徴や日本各地との共通点など、様々な発見があり、中・高生から怪異好きの社会人まで幅広い読者が楽しめる内容です。
公開日: 2022/10/04
単行本・雑誌
 
人口が急減する日本。なぜ出生率も幸福度も低いのか。日本、アメリカ、スウェーデンの子育て世代へのインタビュー調査と、国際比較データをあわせて分析することで、「規範」に縛られる日本の若い男女の姿が見えてきた。日本人は家族を大切にしているのか、男性はなぜ育児休業をとらないのか、職場にどんな問題があるのか、アメリカやスウェーデンに学べることは――。アメリカを代表する日本専門家による書き下ろし。
公開日: 2022/10/03
単行本・雑誌
 
究極の謎を解き明かし、未来への指針を示す!30万年近く前にホモ・サピエンスが誕生して以来、人類史の大半で人間の生活水準は生きていくのがぎりぎりだった。それが19世紀以降に突如、平均寿命は2倍以上に延び、1人当たりの所得は地球全体で14倍に急上昇したのはなぜか?この劇的な経済成長の鍵は’人的資本の形成’だったことを前半で説く。それを踏まえて後半では、なぜ経済的な繁栄は世界の一部にとどまり、今なお国家間に深刻な経済格差があるのかを検討する。制度的・文化的・地理的要因に加え、’社会の多様性’が根源的な要因だったと論じる。人類史を動かす根本要因に着目した’統一理論’にもとづいて、究極の謎を解き明かした世界的話題作!人類史の二つの謎第1部 何が「成長」をもたらしたのか最初の一歩/停滞の時代/水面下の嵐/蒸気エンジン全開!/停滞から成長へ/約束の地第1部のまとめ――成長の謎を解く第2部 なぜ「格差」が生じたのか光と影/制度の痕跡/文化的な要因/地理が落とす影/農業革命の遺産/出アフリカ第2部のまとめ――格差の謎を解く
公開日: 2022/09/28
単行本・雑誌
 
映画は人間の認識に何をもたらしたのか。映画とともに誕生した思考とは何であるのか。こうした問題を、ほかのどの国にもまして考察しつづけ、思想的系譜として育んできたのがフランスにほかならない。本書では、ジャン・パンルヴェからジル・ドゥルーズまでを貫くその歴史を、’自動性’の概念を軸に再構成し、映画の力による世界への信と希望の可能性を考える。
公開日: 2022/09/23
単行本・雑誌
 
江戸時代の日本について、鎖国によって孤立し停滞した封建制社会であったと受け止める傾向がある。また、農民や町人は、厳しい身分制度でがんじがらめの支配を受けていたと信じられがちである。しかし村々に残る資料をみて歩くと、この時代の百姓たちは自ら所有する土地を耕しながら布や酒をつくって店をひらき、さらには寄合の協議で村の運営を動かすこともあったことなどが分かってくる。江戸時代はむしろ、元気な百姓が主役の、近代的な前期資本主義社会だったのだ。支配者史観を覆し、庶民の視点から江戸時代の歴史を読みなおす。
公開日: 2022/09/23
単行本・雑誌
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
>
>>
 
538 件中   1 30

©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.