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常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 下 「研究者もどき」がつくる「教科書もどき」 (Knock the Knowing)

歴史の教養なくして、世界のなかで自国がどんな立場に置かれているかを知ることはできません。
ということは、世界のなかでどうやって自国がサバイバルしていくかを考えることもできません。
歴史教育が機能していないということは、そういうことになるのです。
そもそも、日本はなぜ中国大陸に進出して行ったのか?/当時の中国は国際法違反の常習犯、まともな国家にあらず/日本に「軍部」は実在しなかった/日本の政権中枢でもコミンテルンが暗躍→こんな基本のことさえ 絶対に書けない山川日本史!その明快な理由がズバリ分かります!!その他にも本書で明らかになる歴史の真実の数々。
◎ ロンドン海軍軍縮条約は、実は日本の外交上の大きな成果◎ 絶対に「満洲」という正しい表記はしない、というのが教科書のルール。
政治的配慮から不正確な表記をするのも、ある意味ではいかにも教科書的◎ 満洲事変という日本の運命を決めた大事件に関して、はたして日本の教科書は、日本人が反省するための素材を提供できているのか。
まずはその点が問われなければならないはず◎ ソ連はもう前世紀になくなった国だというのに、未だに批判的なことを書けない◎ 当時の日本が侵略戦争を行ったなど、褒めすぎ。
本当に侵略だったら、もう少しまともな計画があるはず。
同じ時代のヒトラーやスターリンがどれだけ開戦前に緻密な陰謀を巡らせているかを知れば、比較にすらならないとわかる山川教科書の罪は嘘を書いていることではない。
重大な本当のことを書いていないことなのだ歴史教科書問題の根源を見事に暴ききった倉山先生の戦中、戦後史の決定版!教科書づくりを支配している実にお粗末な法則一、教科書の編纂者は、とにかく文句をつけられるのがイヤ。
二、二十年前の通説を書く。
三、イデオロギーなど、どうでもいい。
四、書いている本人も何を言っているのか、わかっていない。
五、下手をすれば書いていることを信じていない。
六、でも、プライドが高い権威主義的記述をする。
七、そして、何を言っているのかさっぱりわからない。




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