コンサルタントや経営者には、従業員エンゲージメント調査への期待と信頼が大きいようだ。<br />しかし研究者の視点で、従業員の業績との関連性を見ると、必ずしもエンゲージメントの効果が明らかとはいえない。<br />業績を高める意味では、給与水準や上司のマネジメントなど他の要因が強いからだ。<br />調査の限界を把握したうえで、エンゲージメントの考え方を活用していくことが肝要である。<br />*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。<br />