ESGの「見えざる価値」を企業価値につなげる方法
ESG(環境、社会、ガバナンス)の取り組みは、はたして企業価値につながるのか。
企業経営者や投資家にとって関心の高いこのテーマに、エーザイ専務執行役CFOである筆者が10年がかりで取り組んでいる。
早稲田大学大学院客員教授としてファイナンス理論の専門家でもある筆者は、ESGと企業価値をつなぐモデルを構築し、エーザイのデータを用いて実証研究を行った。
その結果、ESGに関わる一部の取り組みが5年、10年を経て企業価値を高めることがわかった。
主要薬の特許切れという難題を克服し、エーザイが株価を約3倍に高めた背景には、ESGを重視する財務戦略の実行と、企業理念(パーパス)の重視、そして投資家との徹底対話があった。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
更新中です。しばらくお待ちください。