AIを小売・流通の現場に実装する方法
およそ半数の人工知能(AI)事業が研究段階で頓挫するといわれる中、小売・流通業界ではAIの実用化に向けた動きが広がっている。
これを推進する存在が、メーカーや卸、小売りなど業種を超えた約250社が参画し、AIを使った実証実験などを行うリテールAI研究会だ。
本書では、大手ディスカウントストア・トライアルグループの経営者として、またP&Gジャパンのデータサイエンティストとして実店舗でのAI活用を牽引してきた筆者らが、実用化がなかなか進まない原因を解説したうえで、実店舗でのAI活用事例や企業による実証実験の結果を紹介。
さらに、AIを用いてイノベーションを起こせる組織へと変わるために欠かせない3つの考え方を述べる。
それが「データサプライチェーンの構築」「レトロフィット」「オペレーションドリブン」である。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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