銀座 小十の料理歳時記十二カ月 献立にみる日本の節供と守破離のこころ
「銀座 小十」の十二カ月の献立からは、未来に残すべき日本料理の未来が見えてきます。
主人の奥田透さんが読み解く日本の節供、四季の食材などの話を通して、各月の献立から日本の文化や食材を紐解きます。
表紙に書かれている’守破離’は、奥田さんの献立の意図するところを表しています。
「現代の料理の風潮は、舌の上だけを喜ばせるおいしさやテクスチャーを求める傾向にあります。
私の料理は原点である本能を刺激したり、呼び起こしたり、目覚めさせたりできればいいかなと思っています。
自然の恵みは大事であって、年齢を重ねるにつれ、こうしたおいしさがいいものに思えてきました。
」 人気日本料理店「銀座 小十」主人の奥田透さんが半世紀という人生の節目を迎えて、改めて料理人として注目したのは、脈々と続いてきた日本料理の根幹ともいえる日本の風習です。
次第に失われつつある日本の行事や風習を十二カ月の献立や、盛り付け、器に色濃く反映して、もう一度見つめ直すことで、未来に繋ぐ令和の日本料理を再構築します。
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