超・空挺砲艦「火龍」
米軍が開発した‘火龍殺し’の超兵器とは! 海を、空を、血で染めた最終決戦の行方は!? 帝国陸軍が苦難の末に完成させた四発高速重爆「火龍」。
機体の頑強さを利用し、対地対艦攻撃用に重火器を搭載したこの重襲撃機は、改良型「三式重襲撃機」に至り脅威の進化を遂げた。
「超・空挺砲艦」と呼ばれ、緊急出力1万馬力超のパワーが生む高速性と、戦闘機の火力では撃墜困難な重装甲で、敵重巡をも撃ち抜く火力を備えていた。
「超・空挺砲艦」は、海軍の「特型陸攻」、反跳爆撃で対艦戦闘に猛威を振るう「火龍改」と並び、米空母機動部隊を攻撃し、多大な戦果を挙げる日本軍の航空戦力の要となった。
米軍はこの‘火龍一族’を殲滅すべく、急遽‘火龍殺し’の「ガン・スリンガー」を開発した。
B-17の出力を強化し、大口径機関砲を多数搭載した空挺砲艦である。
究極の進化を遂げた日米の「空の要塞」が激突、マリアナ沖で殲滅戦を繰り広げるが、最後に勝ち残るのは果たして…。
●陰山琢磨(かげやま・たくま)1963年兵庫県生まれ。
3歳のおり自衛隊の基地祭で、通りすがりの61式戦車と見つめあってしまい、初恋に落ちる。
高校生の時、学祭のアンケートに「自分に似ていると思う芸能人は?」と書いてあり「ジオン軍のモビルスーツ」と答えたら、女子に変な目で見られるようになった。
その後、軍事マニア(専門はAFV)を経て、1997年に『大反撃一式砲戦車隊』(飛天出版)でデビュー。
架空戦記、SF小説など著書多数。
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