忘れ方の技術
いまや、インプットの能力よりも、いかにアウトプット(発想)ができるかが問われている。
新しいアイデアを生み出すには、思考の過程で‘うまく忘れる’ことが、じつはたいせつなのである。
この本では、‘忘れ方の技術’を、大きく三つに分けてみた。
一つは、あふれる情報のなかから、必要なものだけを残し、不要なものを捨てる技術。
もう一つは、‘感性’を鈍らせている日常や先入観といった、自分の‘こだわり’の忘れ方。
そして、‘発想欲’を失わせている、失敗やいやなことを忘れる方法である。
この三つさえできれば、本来だれもが持っているはずの‘感性’はかならず磨かれていき、頭も生き生きと働くようになってくる。
(「まえがき」より)1 新しい発想は、忘れることから生まれる2 情報は、どんどん捨ててみよう3 頭を軽くする‘棚上げ’のすすめ4 ‘慣れ’は頭の大敵5 出し惜しみするから、風通しも悪くなる6 一度、白紙に返してみよう7 いやなこと、忘れたいことを忘れる技術●渋谷昌三(しぶや・しょうぞう)1946年、神奈川県生まれ。
社会心理学者。
文学博士。
山梨医科大学(現山梨大学)、目白大学社会学部及び同大学大学院心理学研究科教授を経て、目白大学名誉教授。
非言語コミュニケーションをベースにした空間行動学という研究分野を開拓。
現代心理学の研究成果をビジネスや人間関係に応用、そのわかりやすい解説に定評がある。
一般向けの著書を300冊以上刊行。
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