下町M&A
今後10年間で全国の中小企業約三八五万社の半数が存続の危機を迎えるともいわれるなか、事業再生の切り札としてのM&Aが増えている。
赤字企業(部門)だからといって事業価値はゼロではない。
下町の経営者親子がM&Aを成立させる物語を通して、売り手・買い手双方に相乗効果を生むノウハウを解説。
第1章 Xデーがきた――苦渋の決断第2章 倒産危機から再生への歩み第3章 経営者の孤独――口の固い者がM&Aを制する第4章 売り手と買い手、それぞれの鉄則第5章 社員たちのM&A第6章 「私的再生」という出口戦略●川原愼一(かわはら・しんいち)1955年、東京生まれ。
事業再生コンサルタント。
S.K.I.ビジネスパートナーズ代表取締役。
1998年、インターネットを利用した旅行関係の企画販売システムを開発してITベンチャーに進出するも、資金繰りの悪化から2000年に経営破綻。
2億円以上の債務を抱えながら自力で債務問題を解決。
2002年よりその経験を生かして事業再生コンサルタントとして活動。
2016年6月、経済産業省・中小企業庁から「中小企業の経営改善に関する研究会」の委員に招請され就任。
現在までに飲食業・メーカー・理美容業・建設業・サービス業など数百社の再生相談に対応、全国で再生実務を行っている。
著書に『先輩!お金の相談に乗ってください!』(東洋経済新報社)がある。
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