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コロナ白熱の森

感染症などを引き起こすウイルスの存在は、人間にとって害敵であり悪玉である。
しかし、人間が自然界の一部である限り、コロナなどのウイルスや細菌を避けることができない。
コロナ禍が終息しても、また新たな疫病が出現するだろう。
変わらなければ生き残れないと、コロナで気づいた実存的変容=コロナ同時代。
人も社会も国家もどのように変わればいいのか……。
日本は、欧米諸国に比べて数の上ではコロナ感染拡大を抑えている。
それは何故だろうか。
指導力、ビジョン不足で硬直化した日本政府のコロナ対策を補っているのは、「日本人であるという生き方」かもしれない。
また、「ZEN(禅)の資本主義」という東洋的思想が、コロナ同時代に、ひと筋の光明を見るようだとして、経済界、そして最先端をいくIT界で注目されている。
本書では、人類の未来派、その未来のルーツを探すために、「日本人」とは何者かに迫る。
電子オリジナル作品。
序章 世界はコロナを見た/人類の共通問題第一章 コロナの復習問題第二章 コロナ白熱病室第三章 日本という国の始まり第四章 巷の神々第五章 コロナ維新の檄第六章 コロナ知新第七章 コロナの応用問題第八章 コロナの未来派終章 コロナ同時代/次世代へ持続可能な卒業問題●森田靖郎(もりた・やすろう)作家。
1945年、兵庫県出身。
文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。
その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。
改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。
ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。
『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。




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