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特集:国籍選択の逆説 人は親や出生地を自分では決められない。
よってこの地球上の圧倒的大多数の人々には国籍選択の機会はない。
国籍とは自分の身体のように受け入れざるを得ないのが現実だ。
だが、国際結婚、移住、国境変更など様々な理由で、国籍選択を迫られる人々が増えているのは、見逃されがちな事実だ。
それらの人々の内実は多様で、国境を軽々と越えて活動する人々が実利的理由で国籍を選ぼうとする場合もある。
他方で命からがら祖国を逃れた難民が、別の国で自分と家族の運命を切り開こうとして、新たな国籍を得ようとする場合もある。
多くの日本人にとって、国籍を意識するのは、海外の空港で出入国検査を受けるときくらいだろう。
だが国籍選択を迫られた人々の経験は、特権的エリートや不幸な少数派の例外的な物語と決まっているわけではない。
またそれが問いかけているのは、移動する人々と、移動できない人々の葛藤だけでもない。
国籍選択に直面した人々が、それぞれ問わざるをえなかったのは、国家や国家に帰属することが自分の人生にどのような意味があるのか、という大問題だった。
あらためて国家と国民、そしてその先にある国際秩序の意味を読者に問うてみたい。
田所昌幸(巻頭言)その他、連載など。




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