無精子症という病気のため子どもを授かることができなかった。<br />それでも、必死で治療を行い、二人も赤ちゃんを授かった夫婦がいる。<br />度重なる切開手術、授かった生命の流産。<br />それでも、赤ちゃんを諦めることだけは、どうしてもできなかった―――。<br />二人はどうやって、子どもを授かることができたのか。<br />不妊治療という壮絶な経験をユーモアたっぷりに描いた、ないて笑える珠玉のノンフィクションエッセイ。<br />