遊び、学べる「木の園舎」
人間を形成するプロセスにおいて、最も重要だといわれる乳幼児期の重要性は大きく、近年は、「こども達の感性を豊かに育むために、自然素材を使った園舎でこども達を育てたい」という声が増加している。
そこで本書では、こども達を健やかに育むための園舎の形として、「木の園舎」にフォーカスを当て、その意義を徹底的に解説。
多種ある自然素材の中でも、木材は、日本人が古来から親しんできた建築材料であり、夏はすずしさを、冬はあたたかさをもたらしてくれる。
ほかにも最近の研究では、調湿効果やアレルギー抑制効果にも優れ、リラックス効果や集中力向上効果ももたらしてくれることが実証されている。
こうした木材の具体的な効能を解説するとともに、実際に「木の園舎」を建てた理事長・園長先生の声や、それぞれの「木の園舎」のありかたを紹介。
あわせて、園舎建築の大家である環境建築家・仙田満氏や、住居学・建築計画学を専門とし、保育園園舎の研究を続けている日本女子大学教授の定行まり子氏などを招き、さまざまな視点から「木の園舎」の意義を掘り下げるとともに、これからの保育・教育のありかたを問いかける読み応え十分の一冊。
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