一食一句
母がつくる料理はおいしくて愛情たっぷりだったことを覚えている。
戦後の食糧難の時代でも工夫を凝らしていろんな料理をふるまっていたらしい。
そんな母は正岡子規の俳句を詠むのが好きで、子どものころはよく聞いていた。
母が亡くなって数年後、今度は自分が母となり家族に「母の味」をふるまう。
そこで気づいたのは、「母の味」を再現するには風情が必要ということだった。
ふっくらお米の炊き方からおいしい出汁の取り方など基礎のところから、お弁当、絶品煮込みハンバーグまで時短メニュー、副菜、メイン料理、昔ながらの献立やみんなが大好きな献立を立てられる。
また、正岡子規の俳句も料理の雰囲気に合わせて掲載。
俳句と一緒に料理を味わおう。
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