至福の時、哀しい時、悩み迷った時……。<br />いつでも世界は美しい音楽で溢れていた。<br />シューベルトの「野ばら」、ドビュッシーの「『牧神の午後』への前奏曲」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、ファリャ「スペインの夜の庭」などの曲について、紹介とともにその曲から著者が発想したエッセイを綴る作品集。<br /> 短編小説も収載。<br />