FRANKIE MANNING
菊池成孔、大谷能生推薦!「ジャズ・ダンス・マエストロの本」という小ジャンルの本ではない。
ジャズ史全体、そして20世紀前半のアメリカ大衆文化の全てを包括した大ジャンルの本である。
――菊池成孔ジャズとダンスの天国的蜜月時代。
世界ではじめてエアステップが踏まれたフロアに立ちあう興奮!――大谷能生フランキー・マニング、彼はリンディホップの生きる伝説であり、その発展にもっとも貢献したダンサーである。
リンディホップはニューヨークのハーレムで生まれ、1920年代?1940年代にアメリカのみならず世界各地で流行したカップルダンス。
カップルダンスといっても、社交ダンスのような、ゆったりとしたダンスではない。
女性を持ち上げて回転させたり、放り投げたりという激しい動きが特徴である。
この流行の陰には、フランキー・マニングという一人のダンサーの存在があった。
彼の激しく、独創的で遊び心あふれるステップは見る者に驚きと興奮を与え、革命的に世界中のダンスシーンを変えたのだ。
本書には、彼がダンスチーム「ホワイティーズ・リンディ・ホッパーズ」の一員となり、様々ななコンテストやショーに出演し、映画やブロードウェイにも出演していく彼の華々しい経歴、カウントベイシーやビリーホリディらジャズミュージシャン達との交流、そして、激しい人種差別や戦争などに苦しむ中でダンスを愛し続けるフランキーが生々しく描かれている。
後年、トニー賞も受賞した彼の半生を綴るとともに、ダンスシーンの歴史と文化の変容を追う。
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