子どもの不幸は「口腔」から始まる
「歯並び」が輪郭の歪み、口臭、感染症の原因に!?わが子の成長と健康のために知っておきたい 口腔環境の基礎知識子どもがいる親御さんなら、お子さんの健康に気を配り、ちょっとした体の異変にも気づけるように注意していることでしょう。
しかし、「口の中の健康」には着目している親御さんはあまり多くありません。
多くの親御さんは子どもに虫歯があるかどうか、永久歯が生え揃っているのかを、きちんと把握できていないのが現状です。
乳歯の場合、「すぐ永久歯に生え変わるから」と気軽に考えられがちですが、乳歯が虫歯になって早く抜けてしまうと、永久歯が正しい位置に生えてこられず、歯並びを悪くしてしまいます。
この連携がうまくいかずに歯並びが悪くなると、歯が折れたり口の中の粘膜を傷つけたり、永久歯の虫歯にも気づきにくくなります。
健康面でも、しっかり噛めなくなるために胃腸に負担をかけ、消化器系が弱くなることや、口臭の原因になることもあります。
姿勢を悪くして肩凝りや頭痛になるなど、全身のさまざまな症状も引き起こします。
さらに、出っ歯や受け口、八重歯など歯並びの悪い状態を放っておくと、咬み合わせも悪くなるために顔の骨格や筋肉にも影響を及ぼし、最終的には顔の輪郭の歪みにもつながります。
つまり、子どものときの歯並びが、将来の顔の形を決めているといっても過言ではないのです。
乳歯から永久歯に生え変わる時期、あるいは永久歯が生え揃った時期に、きちんとケアをして口腔環境を整えておくことが、子どもの成長と心身の健康のためにはとても重要になってきます。
本書の著者である石塚泰男氏は、矯正歯科専門医として3000人以上の歯並びを治療してきました。
歯科矯正に留まらず、舌を含めた顔の周辺の筋肉に関する研究も行っています。
本書ではそのノウハウを活かし、子どもの将来の顔の形を決める大事な時期に、歯並びを治すためにできること、日常生活において何に気をつければ良いのか、その正しい情報を提供するとともに、家庭でできる歯並びを改善するための顔の筋肉の鍛え方などを紹介していきます。
更新中です。しばらくお待ちください。