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詩集 灯り消すとき

介護に携わる人の共感を呼ぶ、60篇の看護詩集介護や看護のために病院を訪れたり、老いた親の世話をしたりしている人たちは、心にたくさんの痛みとやりきれなさを感じている。
建前や理想と本音が葛藤し、不安やストレスを抱え、その気持ちをどこに吐き出し、癒しを求めればよいのか、途方に暮れている人がほとんどではないだろうか。
そんな人たちにとって、医師や看護師は時として味方であり、ときに敵にも感じられる存在である。
本作品の著者は看護師である。
きびきびと的確に働き、病室に明るさをもたらしてくれる看護師が、実際には何を感じているのか。
看護師がどのように病床にある人を見ているのか。
看護師もまた悩んだり、本音と建前の狭間で葛藤したりと、苦悩の日々を送っていることが、ひしひしと伝わってくる詩集である。
本作品には、著者の心の奥底にある声が詰まっている詩、患者特有の言動を描く詩、心を楽にしてくれる詩、家族の涙を誘う詩など60編が収められている。




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