朝陽 いっぱいのありがとう
9歳の少女が亡くなった。
少女は10万人に1人の割合と言われる三尖弁閉鎖症(さんせんべんへいさしょう)を、生まれながらにして背負いつつ、その短い生涯のほとんどを病室で過ごしていた。
朝の太陽と書いて、朝陽(あさひ)という、その名のとおり、太陽のように輝いて、いつも笑って、今を生き抜いた少女だった。
そんな少女を病院ボランティアである著者は見つめ続け、いつの日か深い親友としての絆が生まれる。
本書は、少女を支え続けた病院の人々、少女の家族、そして著者との絆をつづった涙の感動ノンフィクションである。
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