「人間なんて所詮そんなもんだよ」平々凡々な人生を振り返り夢と未来に思いを馳せながら「諦念」を説く内省的エッセイ。<br />可もなく不可もなく、取り立てて優れたものもなくやりたいこともない。<br />そんな「普通」の人生を歩みながらずっと考え続けていたこと……。<br />自身は一体何者なのか。<br />何かになれるのか。<br />己の中で問い続けてきたことは、思っていたよりずっと簡単なことなのかもしれない。<br />誰もが一度は問う、人間という存在について見つめ直し、辿り着いた答えとは。<br />