日本刀と日本人
日本刀は単なる武器ではない。
日本人の心を表象する日本文化の真髄である。
日本刀に魅せられ、刀剣商となった著者が語る、「日本人が知らない」日本刀の魅力と、日本刀を通して知る’本当の日本’とは――。
古くから日本刀は御守り刀として、親から子へ、主君から臣下へ、そして花嫁の父親から娘への結婚のお祝いとして贈られてきた。
天皇の皇位の印である三種の神器が、鏡と玉と剣であることもよく知られている。
現在、日本に存在する国宝1100点あまりのうち、 約1割にあたる110点ほどが日本刀だ。
近年では『刀剣乱舞』の大ヒットで、若い人にも日本刀ブームが起きている。
そのように日本刀は、日本人と深いつながりがあるにもかかわらず、現代においては実際に触れたり、目にしたりする機会が限られている。
日本人が忘れかけている日本の心と日本文化の魅力を、日本刀を通じて再認識できる一冊。
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