ふるさとの村の不正を調べ上げた著者が、数十年におよぶ苦闘を記す。<br />ふるさとの村が潰れる。<br />生まれ育った村は、自治体ぐるみの汚濁にまみれた。<br />多くの関係者を巻き込んで複雑に絡み合う、数々の不正を調べ上げた著者が数十年におよぶ苦闘を記す。<br />「私はきれいな人間ではない。<br />時折、戒めの言葉としてそう繰り返す。<br />だが、為すべきを成し、正すべきは正したい。<br />未曾有の行政犯罪はどのようにして起こったのかを伝え、読者と共有したいという思いから、本書を綴ることにした」(「まえがき」より)