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平成の自衛官を終えて ―任務、未だ完了せず―

平成時代、自衛隊で切磋琢磨した著者が国民と後輩に残す熱いメッセージ元自衛隊(空挺隊員)の著者が令和の今、後輩と日本国民にメッセージを送る熱い自叙伝。
自衛隊の本来任務である安全保障面に目を向けると、拉致問題の解決には全く進展がないと感じている著者は「覇権主義ではなく、民主主義を支援し守ることで日本国民に寄与し、ひいては国際社会にも貢献するのが自衛隊の使命であるはずなのだから……。
何よりも、上から降りてくる命令をそのまま下に垂れ流すのではなく、自分の信念や価値観にも十分に照らし合わせ、入隊の時に立てた誓いを果たすためにはどうあるべきか? そして日本国民を危険から少しでも遠ざけるためにはどの道を選ぶべきか? それを良く考え、必要とあらば’ストッパー役’となってくれる者が自衛隊の中から現れてくれることを期待して止まない」と熱く語る。
著者のメッセージを読むと、私たち日本国民は日本の平和、安全、そして将来について今一度考えなければならないと身につまされる。
日々巷に流れているニュースではなく、自衛官の生活、訓練、仕事ぶり、思考、日本の国との接し方が分かる貴重な自叙伝である。




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