春風や俳句神様降りてきて
定年後俳句を始めました定年後の趣味として「俳句」を選んだ著者は、ある日、大学のゼミで同窓だった友人3人と箱根に旅することになった。
箱根の旧街道を歩き、源泉かけ流しの湯に入り、泊りがけでゆっくりと過ごすというのが目的だ。
旅の中で、友人3人は俳句を初めた松岡に、「俳句って面白いのか?」と問いかける。
松岡は「やっているっていっても69歳で会社を辞めてから経験2年弱の初心者だよ。
俳句が面白いかどうかは、良い句ができて人に評価されれば嬉しいし、その時には俳句は本当に面白いよ」と答える。
するとその中のひとりが、「実は俺たち、俳句を始めてみようかと思うんだ」と切り返す。
驚いた松岡だが、さっそく旅をしながらの俳句について語り、自分の考えをのべ、旧友たちを俳句の世界へと導いていく。
実体験に基づく、第2の人生を豊かに彩るエッセイ。
定年退職後の趣味を考えている人にぜひ読んでもらいたい。
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