「ゼロメートル地帯を湿原に」大胆すぎる災害対策は意外と理にかなっている。<br />豪雨災害が年々甚大化している今、場当たり的でなく根本的な対策が喫緊の国家的課題だ。<br />しかし、実際に誰が何をするべきかという議論は進んではいない。<br />ならば、言おう。<br />東京に湿原を――意識を変え、創造的未来を。<br />水害の恐れと同時に、日本が抱える「空き家」問題まで一気に解決するプランを、日本人に問う。<br />解説:藻谷浩介