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日本酒で’KANPAI’ 岩手から海外進出を果たした『南部美人』革新の軌跡

老舗酒造の五代目蔵元は、いかにして日本酒文化を世界に普及させられたのか。
創業120年、岩手の老舗酒蔵「南部美人」がグローバルブランドへと成長するまでの苦悩の軌跡岩手・二戸の南部美人は、創業120年の歴史を誇る老舗酒蔵。
五代目として蔵元を引き継いだ著者は「世界の南部美人」にしたいという強い思いを抱き、1990年代後半からほかの酒蔵に先駆けて海外市場へ進出。
当時、海外では中国で製造された酒が日本酒として出回っていたり、日本で造られた酒があったとしても適切な温度管理がされず劣化した状態で売られていたりしたことで、日本酒はおいしくないというイメージをもたれていた。
そのような中で、海外の文化に合わせて料理との組み合わせ方や飲み方、管理のポイントなどをプレゼンテーションし、海外の販路開拓を推し進めていく。
本書では、創業120年の老舗酒造がいかにして世界で勝負できるブランドに成長したのかをつづっている。
グローバルに自社ブランドの確立を目指す人や、伝統産業の変革を求める人にとって参考となる一冊である。




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