ライブドア対フジテレビ、そして西武王国の崩壊――。<br />日本企業が直面する数々の事態は、かくも普遍的な問いを我々に投げかける。<br />いったい会社は誰のものなのか、と。<br />まずは筆者が揺籃期からかかわってきたネット業界を通じて、ポスト産業資本主義の時代の会社、株主、経営者の生態を分析。<br />株式会社のモラル・ハザードとガバナンスの歴史を振り返りながら、専門のブランド論をまじえて「新しい資本主義」の展望を語る。<br />