戦前、日本最大の民間複合企業として君臨し、その後凋落していったカネボウ。<br />町工場から出発して日本を代表する企業に成長、経団連会長まで出したキヤノン。<br />「感性」で勝負する文系企業と、「知性」による研究開発で発展してきた理系企業。<br />全く対照的な両社に勤めたサラリーマンが、「内側から見た企業文化」を描き出す。<br />繊維業界の風習や、発展の原動力となった「キヤノンの常識」など、貴重な証言も満載。<br />