新聞という産業は今、様々な危機に直面している。<br />止まらない読者の減少、低下し続ける広告収入、ITの包囲網、消費税アップ、特殊指定の見直し――そして何より、金科玉条としてきた「部数至上主義」すなわち泥沼の販売競争は、すでに限界を超えている。<br />いったい新聞は大丈夫なのか。<br />生き残る方策はあるのか。<br />元大手紙幹部が徹底的に解き明かす、新聞が書かない新聞ビジネスの病理と、再生への処方箋。<br />