日本では森林という莫大な資源が増え続けている。<br />多額の公共事業や補助事業が行われながら、建築材を採るために植林した人工林は切られず、木材自給率は二割である。<br />林業は旧態依然とし、死傷事故も多発している。<br />国産材と共にあった伝統木造は建築基準法で建築困難になった。<br />我が国土で一体何が起こっているのか。<br />リアルな実態を現場の「生の声」で伝える。<br />森と木をめぐる社会の仕組みを根本から問い直す一冊。<br />