幼少時の空襲体験で初めて目の当たりにした’人間の死’、敗戦直後に逝ってしまった兄と父、ジャーナリストとなったのち調査報道を通して向きあった大事故や災害の被害者たち、尊厳死、「がん」で死ぬということ、そして次男の自死――。<br />幾多の死を見つめてきた著者が、自らとのかかわりを振り返りながら綴った渾身の一冊。<br />