「猫の世話を通じて親の苦労を知る私」「若い頃に異性にモテた記憶をいまだに引きずっている知人」「家族からの愛がほしいと涙目で訴えるおじさん」……。<br />身の回りのとほほな出来事や勘違いな人々に心を惑わされつつも、先人の知恵をかみしめ、今日も前向きに生きていく。<br />思わず笑いがこぼれる共感必至のエッセイ集(新装版)。<br />※この電子書籍は2005年3月に刊行された文春文庫の新装版です。<br />