直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足
「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」――更科功氏、驚愕!生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。
それはいったいなぜなのか?直立二足歩行の起源とは?現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。
これまで積み上げられてきた人類史は、いま大きく動こうとしているのか。
人類が立ちあがったのではなく、チンパンジーが手をついた? さまざまな歩き方の人類があちこちでさかんに歩き回っていた? 人間が人間になれたことに、二足歩行はどう役立ったのか?現在もっとも熱い分野の最先端の現場を生き生きと楽しく活写する、古人類学愛に満ちた一冊。
読めばきっと、すばらしく便利でものすごく不便なこの二本の足が愛おしくなる。
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