明治維新直後の日本は、史上類をみないほどの大混乱に陥っていた。<br />新時代の到来というポジティブなイメージの強い明治維新だが、維新直後は事情が違った。<br />東京では土地が荒廃し、京都ではテロが横行、諸藩が反政府的な動きをみせるなど、あらゆる問題が噴出していた。<br />日本人はそうした混乱といかに向き合い乗り越えようとしたのか。<br />5年弱の激動の期間に注目して、明治維新を正負両面から描き出す。<br />