人間が死というものに直面したとき、どんなに心身がたぎり立ち、猛り狂うものか――すさまじいガンとの格闘、そしてその克服と昇華……言語を絶する生命飢餓状態に身をおいた一宗教学者が死を語りつつしかも、生きることの尊さを教える英知と勇気の稀有な生死観。<br />第18回毎日出版文化賞受賞。<br />(※本書は1973/3/15に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)