炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで
インターネットやSNSを中心に沸き起こる、尽きることのない分断・衝突・ぶつかり合い――。
「炎上」という現象をかくも夥しく呼び起こしてしまう今日の社会、すなわち「炎上社会」は、どんな対立構造を持ち、いかなる紛争状況を抱えているのか。
また、その背景にはどんな社会構造があり、時代状況があるのか。
本書の意図は、炎上社会の成り立ちを分析し、炎上という現象の社会的な意味と文脈を明らかにすることである。
【目次】第1章 自粛警察と新自由主義第2章 SNSの倫理と新自由主義の精神第3章 ハッシュタグアクティヴィズムの光と影第4章 差別と反差別と反・反差別第5章 誹謗中傷と共感市場主義第6章 キャンセルカルチャーの論理と背理
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