「合戦」の日本史 城攻め、奇襲、兵站、陣形のリアル
戦後、日本の歴史学においては、合戦=軍事の研究が一種のタブーとされてきました。
このため、織田信長の桶狭間の奇襲戦法や、源義経の一ノ谷の戦いにおける鵯越の逆落としなども「盛って」語られてはいますが、学問的に価値のある資料から解き明かされたことはありません。
城攻め、奇襲、兵站、陣形……。
歴史ファンたちが大好きなテーマですが、本当のところはどうだったのでしょうか。
本書ではこうした合戦のリアルに迫ります。
■第一章 合戦の真実■第二章 戦術――ドラマのような「戦術」「戦法」はありえたか■第三章 城――城攻め・籠城・補給・築城■第四章 勝敗――勝利に必要な要素とは◎内容例本当に軍師は存在したのか?川中島の戦いの勝者を考えるポイントは?奇襲は有効だったのか?なぜ城攻めをするのか?各城にどのくらいの兵力を置くか?お粗末すぎる日本の城壁合戦のコストを考える大将の討死は実は少ない関ケ原の戦いと指揮系統ほか……
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