タクシードライバーぐるぐる日記
ベストセラー『日記』シリーズ最新刊!!50歳で失業、以降15年間にわたってタクシードライバーとして勤務した著者による、怒りと悲哀と笑いの録。
「おい、どこ行くんだ!」後部座席のお客が大声で怒鳴る。
私は思わず急ブレーキを踏んでいた。
「すみません。
お話し中だったものですから」私は詫びた。
「しょうがねえなあ。
八重洲と言っただろ?」「まだこのあたりに詳しくないもので……」「チッ」 30前後と思われるお客はあからさまに舌打ちをした。
(「はじめに」より)今回もすべて実話の生々しさ。
更新中です。しばらくお待ちください。