欧州の排外主義とナショナリズム
2016年のアメリカ大統領選挙で、大方の予想を違えてドナルド・トランプが大統領に当選したとき、「忘れ去られたラストベルトの白人労働者」に注目が集まりました。
ところが後になって、比較的裕福な保守派の人たちのなかに隠れトランプ支持者が多くいたことがわかってきました。
それでは、21世紀のヨーロッパで起こっている移民排斥や右傾化にも同じことが当てはまるのでしょうか。
著者は、全ヨーロッパを対象にした世論調査データを実証的に分析し、様々な角度から「社会から捨てられた格差・貧困に喘ぐ人たち」の存在を分析しました。
さらには、独自に行った各国の調査をもとに、隠れ右翼政党支持者の存在も明らかにしました。
日本人は、移民を受け入れるという意識もないままに、いつの間にか移民の受け入れ国になっていました。
ヨーロッパで起こっている事象は、10年後の日本の姿なのかもしれません。
そうなったときにアタフタしないために、知っておかなければならない事実を浮き彫りにしています。
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