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税理士の坊さんが書いた 宗教法人の税務と会計入門 第三版

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ご住職、ご自坊の経理、本当に大丈夫ですか? 収益事業がない寺院の税務と会計は、これ1冊で十分! 高額な会計ソフトや煩雑な税法の知識はまったく必要なし! 収益事業を行っていても、自分で簡単にできる事務もたくさんあります。
「本書を参考に自分で行えば税理士費用が削減できる」と〈税理士自身(著者)がいっております〉。
「これだけは覚えてほしい」という重要箇所はゴチックにして目立たせ、各章末には「ポイント!」欄を設けました。
【第三版】では現在の税法に合わせて改訂し、「年末調整の裏ワザ」を増補しました。
【第1章】では、宗教法人の税務(源泉所得税、消費税)、特に収益事業の判定について説明します。
収益・非収益の判定は税理士でも難しい作業です。
本章では寺院が行う代表的な事業について解説します。
判定の感覚を身につけて、税務署や税理士に相談してください。
【第2章】では、宗教法人がどれだけの税制優遇を受けているのかを説明します。
宗教法人に対する課税論が高まっている今、優遇税制を守るため、正しい税務申告を心がけましょう。
【第3章】では、宗教法人に対する税務調査について、実例を挙げて説明します。
宗教法人に対するマスコミの目は厳しくなっていますが、そういう姿勢をとられても仕方のない寺院が多いのも実情です。
税務署の調査方法も解説します。
【第4章】では、源泉徴収事務についてていねいに説明します。
収益事業のない寺院は源泉徴収事務さえきちんと行っていれば、税務調査もあまり気にする必要はありません。
源泉徴収の義務は支払う側にあります。
あなたのお寺のやり方は正しいですか? お手伝いの檀家さんへの雑給は源泉徴収していますか? 法助のお坊さんや布教師さんはどうですか? 本章で一緒に確認していきましょう。
本章では【厚生年金】の問題にも触れています。
【第5章】では、「年末調整の裏ワザ」を披露いたします。
年末調整は源泉徴収事務の集大成で、税額計算が煩雑です。
ですが、国税庁のウェブシステムを使えば簡単です。
画面を見ながらいっしょに使い方を憶えましょう。
【第三版】では「年末調整で精算できる控除」をより丁寧に解説しました。
また、第二版では、法定調書とマイナンバー制度について増補しました。
多くの寺院がマイナンバーの取扱事業者に該当すると思われます。
マイナンバーの不用意な取り扱いには重い罰則が課せられます。
ここで「マイナンバーの基本のキ」を抑えておきましょう。
【第6章】では、エクセルを使った会計帳簿の作り方を具体的に説明します。
帳簿は経営の基礎です。
次世代に自坊を円滑に継承するためにも、また檀家さんに寺院の透明性を示すためにも、帳簿をつけましょう。
寺院の会計帳簿は驚くほど簡単です。
本章を参考にして、次年度決算から会計帳簿をつけましょう。
【第7章】では、所轄庁への提出書類の作り方を説明します。
収支計算書も、会計帳簿をつけていれば簡単にできます。
次年度決算からは、収支計算書も提出しましょう。
【第8章】は、本書作成にあたってご協力いただいた寺院や、これまで著者に寄せられた質問に対する回答です。
本書を読んだ後、実務で疑問が起こったときに役立つことでしょう。
宗教法人に課税されたら、生き残れる寺院は果たしていくつあるのでしょうか? 〈宗教法人課税論〉に押し切られないよう、きちんと帳簿をつけて、優遇税制を守りましょう!




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